パッと見同じ、「粉瘤」「おでき」「イボ」の違いって??
こんにちは。
最近すっかり冷えて参りましたね。
もう12月です。一年も終わりなんだと思うと、毎度ながら「あっという間だなぁ」なんて感慨深い気持ちになってしまいます。
別に何も成し遂げてはいないんですけどね・・・不思議です。
今回は友人に「ニキビがなかなか治らないんだけど、これ純子が話していた粉瘤じゃないかな?」と言われたことで記事のネタを思いつきました!!
でもニキビって、結構語られ尽くした話題だと純子は思ってしまったのですね。一筋縄でいかないのが純子です。ひねくれているわけではないですヨ♪
・・・したがって今回は、間違えやすい「粉瘤」「おでき」「イボ」の違いについてざざっと体験談ベースで解説していきます!
結構みなさん混乱している?「粉瘤」「おでき」「イボ」
かる〜くWebで検索したところ出てくる出てくる、意見が割れているようです。
人生で初めて手術的な処置を受けました。粉瘤っていうイボを取りました^_^痛み止めが効いてないのか術後もメチャメチャ痛いっす‼︎手術前と変わらないくらい痛い(ToT)
— chage1484 (@chage1484) 2017年11月6日
イボ=粉瘤?
あたしも粉瘤取ってもらったことある。大学生の時に足にイボが出来たと思ったら粉瘤だった。
— くいな (@kui_7) 2017年9月24日
イボ≠粉瘤??
数日前から首が痛くて今日病院行ったら粉瘤ってやつで、その場で麻酔かけて切った上に、近々手術もせなあかんって言われた、、😂
— miyu (@miyulilly) 2017年2月25日
おできのひどいの的なやつやから怖い病気とかやなくてとりあえずは良かったけど…😂
おでき<<<粉瘤 と言うことでしょうか?
「おできじゃない、粉瘤よ」
— つかゆう (@tsukayu_0505) 2017年8月24日
あら、おできではない?笑
それではそれぞれ調べた内容を共有します!
粉瘤=垢や皮脂などの老廃物が溜まってできた良性腫瘍
粉瘤(ふんりゅう)とは、垢や皮脂などの老廃物が皮膚の下に溜まることによりできる良性腫瘍のことです。
ほとんどの粉瘤の原因は現状ではわかっていません。
画像と文章を見るとなるほど感が増すので少し引用してみたいと思います。
刺さっていますね・・・こちらは粉瘤治療で行われる「くりぬき法」と言う手術法の手術写真です。
ちなみに私が粉瘤手術した際は、こちらのくりぬき法で行いました。
体験談も載せておくのでよければこちらもご覧くださいね!
粉瘤は手術で摘出しないと治らないと言う曲者・・・!
突然ぽこっとできて、どんどん大きくなり、炎症が起きて痛くなることも(私の場合も実際そう言う感じでした、ナニコレ?感が強いですよね)
おでき(せつ)=毛包の周辺が細菌感染をして炎症を起こしたもの
おできは、別名「せつ」と呼ばれるそうです。
せつは、毛包(もうほう)および毛包周囲の細菌感染によって起こり、膿瘍(のうよう)(皮膚のなかにうみがたまった状態)となって炎症は皮下の脂肪組織まで及ぶことがあります。
引用:せつ(おでき)、癰とは【図付】|症状や原因・診断・治療方法 - gooヘルスケア
粉瘤とおできが違うところは「細菌感染か否か」と言う点ですね!!
とはいえ、治療法はやはり(?)切開だそうです・・・
具体的には、原因菌である黄色ブドウ球菌に効く化膿止めを服用、腫瘍となってしまったものは切開して膿を取り出すそう・・・。
粉瘤の手術と同様麻酔をするのでしょうが、 痛そうですね〜〜
イボ=ウイルスが小さな傷口が皮膚に入り込み感染してできたできもの
イボは医学的には尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼ぶそうです。
引用した写真を載せますが、見た目が結構異なりますね
イボにも色々な種類があるそうなので、一概にはいえないかもしれないですが・・・
ヒトパピローマウイルスというウイルスが原因だそう。
ウイルス性というのが「粉瘤」や「おでき(せつ)」とは異なりますよね。
治療法についても調べて見ました。
大きく分けて3つの治療法があるそうです。
- レーザーでの治療
- 液体窒素での治療
- 内服薬での治療
調べていて思い出したのですが、昔足の裏にイボができて液体窒素で治療していたことを思い出しました!
イボ自体が固くなっているので意外にいたくないんですよね〜。不思議です。
あれ・・・パッと見で結構違う感じ?
ここまでまとめて思ったのですが、粉瘤もおできもイボもそんなに似ていないようなきが・・・ただ、
粉瘤はぽっこりしているできもの
おできは赤く腫れているできもの
イボはウイルス性
のように覚えるといいかもしれませんね^^
不安になったら医療機関へ
当院の臨床経験上、ほとんどのものはほくろや粉瘤や老人性のいぼのような良性腫瘍ですが、ごく稀に悪性腫瘍のおできを発見することもあります。
もし万が一悪性腫瘍だったら大変なことです。
炎症が起きたり大きくなったりする前に専門の医療機関にかかりましょう。
私が粉瘤治療でお世話になった病院はこちらです。保険適用内で病理検査をしてくださるので、粉瘤以外の皮膚疾患でも安心です。
それではまたお会いしましょう!